【復縁話②】別れる気はなかったのに、別れてしまった。(完全に自業自得)
実は、本当は私は別れる気はありませんでした。
私は相変わらず彼のことが大好きでしたが、前回書いた通り、とにかく絶望感がすごすぎて、彼に対して普通に話したり優しくしたりすることができなくなってしまいました。
彼も私のことが変わらず大好きだったと思います。
だから私は最後の賭けに出たんです。
よく、結婚した人のエピソードで、はっきりしない彼に対して、「別れるか結婚するか決めて」と詰め寄って、やっと結婚できたというのをよく聞きます。
私もそうしてみようと思いました。
(切羽詰まった女は怖いですね…)
彼に優しくできなくなってしまった私は、別れを引き合いに出し、「それなら別れるしかないのかも。最後になるかもしれんけど会おうか」と言いました。
当日どこに行くか、何時に待ち合わせするか、一連の連絡の中で私は本当に冷たかったと思います。
それまでの私は、喧嘩をしても毎回数十分で仲直りするし、将来の話のことで勝手に拗ねたり「もう連絡しない」って言ったりしても、すぐに仲直りしていました。
そんな私が、こんなに長い間こんなに冷たくしたのは初めてでした。
そんな私の態度に彼が落ち込んでいるのも、すごく伝わってきました。
彼のことをすごく傷つけたと思います。
私は、「ここまでしたら、“関西に行く”って言ってくれるだろう」と思っていました。
最初にも書いたように、別れる気は一切ありませんでした。
(本当にただの自分勝手なヤツでした。)
「最後かもしれない」デートは、八景島シーパラダイスに行くことになりました。
一緒にいるときの安心感や、感じる幸せはいつも通りでした。
彼の言葉や態度から、彼が私のことを変わらず思ってくれていることが伝わってきました。
私は、作戦が成功したと思っていました。
八景島シーパラダイスで楽しく過ごした私達は、横浜のホテルにチェックインし、夕食を食べに行きました。
そこでもいつも通り楽しく話しながらごはんを楽しみました。
1時間ぐらい経った時、私は切り出しました。
「これから、うちらどうする?」
彼から思ってもいない言葉が返ってきました。
「…別れよっか」
今思い出しても辛くなるぐらいの、衝撃でした。
私は現実を受けとめられなくて、「帰ろ。」と言ってホテルに帰りました。
ホテルでも、現実を受け止められない私はずっと落ち込んでいましたが、今どうこうしても仕方ないか…と、最終的には普通に話をしたと思います。
次の日、お昼ご飯を食べ、東京駅に向かいました。
東京駅の構内で、2人で座り込んで、私は「別れたくない。」ってずっと言ってました。
でも彼は「仙台には来れないんでしょ?仙台に来ても後悔すると思う。」と言って、私の気持ちを受け入れてはくれませんでした。
彼の決意の固さを理解した私は、とりあえず大阪に帰ることにしました。
これからどうなるのかなぁ…って思いながら新幹線で帰りました 。