【復縁話③】完全に拒否された自業自得の私
東京から帰ってきた私は、「落ち込んでても仕方ない!もう1回やり直せるように頑張ってみよう!」と思いました。
恋愛面で信頼できる人に相談すると、「すぐ仙台に行って、その気持ちそのままぶつけた方がいい。あと、将来仙台に住む決意ができてなくても、“やっぱり仙台に住んでもいいと思ってる”って言った方がいい。」と言われ、別れることになったすぐ次の週末に仙台に行くことにしました。
強引に彼にアポを取り、飛行機で仙台へ行きました。
当時はpeachが無かったので、往復5~6万ぐらいかかりましたが、背に腹はかえられない!と思って、行きました。
彼に仙台駅まで来てもらい、彼の車の中で話をしました。
本当は別れる気がなかったのに試すようなことをしてしまって反省してる、彼のことが大好きなのでやり直したい、もう一回付き合えるなら仙台に住むことも考えている、というような主旨の話をしました。
私の話を黙って聞いていた彼は、私の話が終わると、少しずつ自分の気持ちを話し始めました。
私が完全に別れる気で自分はフラれたと思っていたから、前回横浜に行く前に自分の気持ちをきっちり整理してちゃんと別れるつもりで行った。その気持ちは今でも変わらないし、今日会ってみても気持ちは盛り上がらないからやり直す気はない。
というようなことを言われました。
はっきりと言われました。
転職とか結婚の時は全然はっきりせんかったのに、別れる時ははっきり言うやん!!!と思いましたが、はっきりと私の気持ちを拒否することが彼の優しさなんだろうなぁと思いました。
彼に受け入れてもらえると思って、お泊りセットを用意して行った私でしたが、その話を聞いてそのまま大阪に帰ることにしました。
仙台での滞在時間は1時間ぐらいだったと思います。
その後、仙台空港まで彼に車で送ってもらいました。
もちろん会話はありません。
そんな中で私は、ものすごくスッキリした気持ちでいました。仙台まで来て、自分の気持ちを直接全部ぶつけることができて良かったという変な満足感がありました。
「今回別れることになったのは、変な駆け引きしようとした私の自業自得やなー私ってアホやなーw」とか思いながら、だんだんとすごく前向きな気持ちになっていきました。
そして、別れた直後、しかもその彼の車の中にも関わらず、「また新しく素敵な人を見つけて幸せになろう!!」とやる気に満ち溢れていました。
仙台空港について、彼は「交通費払うよ」と言ってくれました。
半額だけ受け取りました。
仙台に来るのも、彼に会うのも、これが最後かもなぁと思いながら飛行機に乗りました。
最後は笑顔でお別れしました。